東北社会人リーグ
VS　ＦＣガンジュ岩手

7月1日（日）

13:00 KICK OFF

南郷陸上競技場

気温　24度

天気　 曇り

ピッチ状態　良

【スタメン】

GK①　山田 賢二

DF②　佐藤　邦祥

DF③　成田 諒介

DF④　照井　篤

DF⑤　吉田 智宏

MF⑭　金井 隆太

MF⑱　エスクデロ・ナウエル

MF⑬　吉岡　弘樹

MF⑩　新井山 祥智

FW⑪　佐々木　絢也

FW⑨　望戸俊宏

 

先のことを言うのは気が引けるが勝てば優勝がグっと近付くであろう首位攻防戦。試合会場である南郷陸上競技場には５００人弱のサポーターが集まった。サポーターの表情を窺ってみたが、笑顔が絶えない。みな勝利を確信しているようだ。私自身は緊張感というよりソワソワと落ち着かない気持ちだった。勝ち点差を計算し、引き分けでも・・・という後ろ向きな考えが頭の片隅にあったからかもしれない。

 

 

 

 

１３時キックオフ。やや日差しは強いが、心地良い風が吹く絶好のコンディション。スタートメンバーは前節と同じ布陣。前半序盤はアウェーのガンジュが主導権を握る。引き分けでも自力優勝の可能性が消えるガンジュは最初から飛ばしてくる。中央からもサイドからも個人のスピードある攻撃を仕掛けてくる。しかしヴァンラーレも体を張ったディフェンスで簡単には決定機を作らせない。

 

なかなか主導権を握れないヴァンラーレは、26分、⑱ナウエルに変えて⑮三田が入る。



⑬吉岡が右にポジションを変え、その右サイドからチャンスを作る。３０分、相手ファールから得たＦＫを⑬吉岡が蹴り、⑨望戸が頭で合わせるが惜しくも枠の外。



⑮三田が入って前線からプレスがかかり始めたことでチャンスが生まれる。しかし、相手も簡単には崩れない。首位攻防戦に相応しいレベルの戦いは、０－０で前半終了。

前半の緊張の余韻が残る中、後半開始。序盤はお互い一歩も譲らない攻防を見せる。５６ 分⑩新井山が長いパスを頭で折り返し⑬吉岡が頭で合わせるが相手ＧＫの好セーブにあう。



６０分には⑮三田。相手のミスからＧＫと１対１になるが、決めきれない。６２分には⑨望戸がうまく抜けだすが、相手ＤＦに止められる。



サポーターの大声援に後押しされるように、徐々に相手ゴール前に攻め入る。



７０分、流れるようなパス回しで相手を翻弄し、最後は⑨佐々木がシュートするが相手も身体を張ってブロック。



７５分、相手に決定機を作られるが、ＧＫ①山田が好セーブ。ヴァンラーレに得点の匂いがしてきた矢先の８１分。中央を個人で突破されて失点０－１。一瞬の隙を突かれた。しかしヴァンラーレはあきらめない。同点そして逆転を信じ、しっかりとボールを繋いでいく。直後、⑩新井山がうまく抜け出したところを相手ＤＦに倒され直接ＦＫ。アウェー戦でのビューティフルゴールを思い出す位置だ。ボールをセットする⑩新井山。



ここで蹴ったのは前節ＴＤＫ親和会戦で直接ＦＫを決めた⑬吉岡。スピード、コース、ともに素晴らしいキックを見せるが相手ＧＫのファインセーブ。



ロスタイムは３分。猛攻をみせるが、無情にも試合終了のホイッスル。サポーターの大声援の後押しがありながらも、勝点３を奪取することはできなかった。



この試合の敗因は、やはり受け身に回ってしまったことであろう。アウェイでのガンジュ戦では「勝ちたい気持ち」が「負けたくない気持ち」を上回っていたが、この試合では逆のメンタルになってしまったように思う。
しかし、この敗戦で何かが変わるわけではない。ヴァンラーレに終戦は無い。常に挑み続け、戦い続けるのがヴァンラーレである。次節ラインメール戦では「戦う集団ヴァンラーレ」の本来の姿を見せて欲しい。

今節は本当に多くのサポーターの皆様にご来場頂きました。
そして、本当に沢山の熱き声援を頂きました。
この場を借りて感謝申し上げます。

選手、スタッフ、サポーター、ヴァンラーレに関係するすべての皆様の想いひとつに。

「結束　－Ａｌｌ　ａｓ　Ｏｎｅ－」

次節はホームでの青森ダービー
７月２２日（日）南郷陸上競技場　１３：００キックオフ
ヴァンラーレ八戸　対　ラインメール青森