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2011ニュースリリース

第47回全国社会人大会サッカー選手権大会東北予選会を終えて2011年8月24日

 東北社会人リーグの今季の降昇格なしという決定により我々に残された唯一、昇格を許されている大会。
この決定後にこの大会の為に準備してきた。そして今季のチームスローガンとなった「その先へ」
8月20日(土)のNECトーキンFC(1部)との試合から我々の戦いは始まった。
気温・湿度・深い芝、様々な悪条件だった。しかし試合は支配していた。後半に吉岡弘樹⑬のゴールで先制するが、相手FKで同点に。延長前半に藤山大輔⑧から先崎勝也⑭が反応し勝ち越し。延長戦を制し結果は2対1で勝利。
すべては前後半にあった再三の決定機をものにできれば、もっと違った展開になっていたのかもしれない。しかしこの課題も今に始まったことではない。チームの一番大事な部分である守備がFKで奪われた1点で押さえたことが勝因だった。

 8月21日(日)のFCプリメーロ戦は(1部)序盤から試合を支配するも相手の経験から展開されるサッカーに決定機を作ることができない。しかし山田監督の大幅なポジションチェンジにより相手DFが徐々にズレが生じる。そのポジションチェンジした岩崎大輔⑪からのクロスボールに三田和典⑳が頭で合わせて先制。
その後も圧倒的に攻め立ててセットプレーから成田諒介③がハットトリックと大活躍。
その後も2点を追加し6-0で勝利し代表決定戦へ。 相
手は現在、東北社会人リーグ1部を独走する福島ユナイテッドFC。

8月22日(月)
 小雨が降っているが気温はそう低くなく湿度があり、ピッチの中は高温多湿の状態と 深い芝に3連戦目。と厳しい状態の中、試合は開始された。
前半序盤から相手に攻め込まれる展開が続く。なんとか持ちこたえることができたのも昨年からの成長だが、どんな相手であろうが自分達のサッカーをするといった「強い気持ち」が欠けていた。持ちこたえてからは一進一退の攻防が続く。新井山祥智⑩からのスルーパスから高橋太樹⑮が抜け出すがゴールならず。ピンチもあるが、照井④、成田③、山田①を中心にしのぎ0-0で前半終了。
ハームタイムの山田監督の指示は「選手の戦う気持ち」メンタルの修正だった。

後半、メンタルの修正を促された選手は大きく躍動する。
全員が臆することなく1部王者ユナイテッドに挑む。
後半中盤にビックチャンスが、カウンターから抜け出した岩崎大輔⑪と先崎勝也⑭と吉岡弘樹⑬と相手DFが2人と3対2の状況に。
その後も新井山祥智のスルーパスから三田和典⑬が抜け出しGKと交錯しながらシュートするが枠をとらえることができない。
相手FWの速さと高さに苦しめられFK・CK・サイド攻撃と攻め込まれるが、前半とは違う選手達がそこには居た。
0-0。20分の延長戦へ突入。
延長前半、新井山祥智のパスに鋭く反応した三田和典⑳が相手GKの頭上を越すループシュートがゴールラインを超える寸前で相手DFにクリアされてゴールならず。
その後、延長後半も本当に気持ちと気持ちのぶつかり合いであった。
会場からPK戦の声があがり始めた延長後半9分、相手右サイドからクロスボールが中央へ。こぼれ球に相手FWが振り抜いたシュートはDFに当たりコースが変わり山田賢二①が一歩も動けないコースに。0-1。アディショナルタイムが表示される。3分。
最後まで攻める姿勢を見せたが・・・・・・・。

選手は今現在の力で精一杯戦ったであろう。
0-1。僅差ではあったが「敗戦」であることは変わりはない。
しかし、ベンチ前に下を向き起き上がることのできない選手達に握手を求め次への挑戦(NHK杯・天皇杯県予選)を促す山田監督が印象的だった。
選手・スタッフ・フロントは確実に何かを感じた。そして「もっと良い準備」はできなかったと自問自答する。そして次の「準備」に移る。同じ失敗を繰り返さないためにも。

 最後になりましたが、今回連日連夜、トレーナーとして選手のケアをしていただいた安川さん、そして遠い山形まで応援に来ていただいたNTTテルウェルの工藤課長、NTT山形が皆様応援有難うございました。
最後の最後まで諦めず全力でリーグ戦を戦います。
また8月27日(土)NHK杯青森県サッカー選手権大会準決勝リベロ津軽SC戦、全力で戦います。

山田松市監督コメント
 選手は3連戦を粘り強く戦ってくれた。ただ残念ながら次のステージにあがることはできないけれど、次の天皇杯に向けて気持ちを切り替えてやっていくので応援宜しくお願い致します。

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